お伊勢参り(近鉄は一流か)2009/05/10 10:10

近鉄は一流の鉄道会社なんですかね。

今回は先日までの京阪とは対照的に褒め称えるコメントです。

先日の連休、お伊勢参りに行ってきました。
昨年、子供の安産祈願にお伊勢参りをしたので、今回は無事に子供が産まれましたとお礼参りです。
今回は、子供と私の両親、嫁さんのお義母さんの6名と人数が増えました。

伊勢(宇治山田)には近鉄特急、伊勢志摩ライナーに乗車しました。
人数は大人5名、乳児1名ですが、サロン(4名)とツイン(2名)の6名分の席を確保しました。
このサロン、ツインと見かけない席の種類ですが、これは近鉄が家族向けに用意している車両で、サロンは2名×2名のボックス席、ツインは1名×1名のボックス席になっていると思って下さい。
で、このサロン、ツインはボックス席の間にテーブルがあり、更に天井面には荷物用の網棚がないので窓がかなり広く設置されています。
近年乗車した車両の中でも最も素晴らしい車両と言える内容です。

すると、サロン、ツインの料金はかなり高価なのかなと思いきや、意外と安価なのです。サロンは乗車券とサロン券で乗車でき、特急券が不要なのです。で、このサロン券は大人特急券4人分なので、大人4名であれば、普通席4席分と同じ料金になるのです。

つまり、4名いればサロンに乗車した方がお得になるのです。
同じく、ツインも2名分の特急券だけで乗車できますので、2名での利用ならツインを購入した方がお得になるのです。

ただ、状況にもよると思います。
例えば、出張で上司と2名で乗車することになったとします。
ツインは、通常の特急と同じ扱いで乗車できますが、ボックス席になるので常に対面に上司がいることになります。
これはどうかなぁ・・・と思う方も多いのではないでしょうか。
まぁ、こういった列車には夫婦、家族で乗車すべきでしょう。

で、このサロンやツインに乗車するのは難しいように思えます。
確かに伊勢志摩ライナーに意図して乗車する必要もありますし、さらにその中でもサロンカーは1両のみですので。
しかし・・・こんな貴重な席なのでと予約が取りにくいと思いきや、サロンは高そうなイメージのあるせいか、休日は別として平日ですと、かなり空席があります。
有給休暇で伊勢に行く機会のある方は、是非検討されてはどうでしょうか?

京阪電鉄は三流か? その22009/04/26 10:15

再び、京阪電車への不満を・・・

3月は期末で忙しく、4月は期初の調整で忙しい。
社会人にとっては忙しい季節です。
ブログの更新も、遅れ遅れになってしまいました。

さて、再び京阪電車に対する不満です。
京阪電車の不思議を挙げていきたいと思います。

1.500m先の駅まで所要時間は3分
2.快速急行、準急の待ち合わせに普通は4分停車
3.京橋での中之島行きへの乗り換えは限りなく少数
4.列車が到着する前に扉が閉まるアナウンス
5.大江橋の利用を勧める無駄なポスター
6.便利を強調する雑誌記事
7.これだけの不満を背にして改善を予告しない会社

1は淀屋橋駅と北浜駅です。
この駅間は500m程度です。歩いても10分とかかりません。
しかし、北浜から淀屋橋へ向かう列車の半数以上はこの500m進むのに3分程度もかかります。
と言うのは、淀屋橋駅始発の列車の発車待ちで北浜駅を出て10秒ほどで信号待ち停車を余儀なくされるためです。
本来、中之島線はこの淀屋橋駅の慢性的な渋滞を緩和することが目的だったと思われるのですが、まったく機能していないのです。(もともと、中之島線の利用客はほとんど期待していないと思います。もし、公的資金で運営される鉄道なら、施設認可なんてでないんじゃないでしょうか)
まったく意味のない事業をできる京阪電車はある意味凄いです。
よく、京阪の上層部は中之島線の施設を許可したなぁと感心します。

2は守口市駅です
この守口市駅は普通電車が急行や準急と乗り換え連絡する重要な駅です。
ただ、今まではダイヤも良く、普通電車が停車して1分程度で連絡の列車が到着していました。
しかし、今は史上最悪のダイヤで普通電車が3~4分停車していることがざらにあります。元々、この程度の待ち合わせなら、不満はないのでしょうが、そうでは無かったため、利用者は不審に思っているのです。
今では、なかなか出発しないな、また人身事故でも起こしたのかなと言われる始末です。

3は京橋駅の不思議です
京橋駅は中之島線と本線(淀屋橋行き)の分岐駅になります。
厳密には天満橋駅からの分岐ですが、同一ホームの対面での乗り換えができるのは京橋駅までなので、事実上の分岐駅になります。
さて、この京橋駅ですが中之島行きの快速急行なら対面に淀屋橋行きの普通電車、淀屋橋行きの準急なら中之島行きの普通電車が連絡しています。
この際、どの程度の人が乗り換えるのかと言えば、準急から中之島行きの普通電車に乗り換える方を見かけることがほとんどありません。
逆に快速急行から淀屋橋行きの普通電車に乗り換える人はかなりいます。
元々、京橋駅はJR線との乗換駅でもありますので、京都方面から淀屋橋・中之島方面に向かう人の約半数以上は京橋で下車します。残った乗客のうち、快速急行で中之島に向かう人は極めて少なく、殆どの人は対面の淀屋橋行きの普通電車に乗車します。明らかに快速急行に残っている乗客の方が対面の普通電車に乗車している人より少なくなる状態です。それなら快速急行が淀屋橋まで行けばいいのにと思うのは私だけでしょうか?

4は京阪電車の駅、全般に言えることです。
京阪電車は、本当に凄い会社です。
駅に列車が停車する前(1~2秒前)から「○番線、快速急行、中之島行きの扉が閉まります」等のと放送が入ります。扉が開く前から(と言うより、列車が停車する前から)、扉が閉まりますって、なんやねん!って関西人ならツッコミを入れることころです。京阪電車はボケをいれているのでしょうか・・・

5の大江橋を勧めるポスターは企業視点
お客様にお願いをすることは、基本的には安全を確保するためだけで、企業の都合でお願いすることはマナー違反だと思っています。
しかし、京阪電車は自らの失敗(中之島線開業で淀屋橋駅が混雑する状況を作り出した)をお客様へのお願いで解消しようとするのはいかがなものでしょうか?
ちなみに、この件に関しては京阪電車のHPで苦言を呈したところ、数日後にはポスターはなくなりリーフレットのみになっていました。私だけではなく、いろんな方からも批判があったのでしょう。

6は守口・門真ウォーカーなる雑誌です
超ローカルな雑誌ですが、漫才師の中川家の出身地でもあるため、中川家を起用しての発行でした。
しかし、その中の記事で「京阪電車は中之島線開業でますます便利になった」との記事があります。絶対ありえないことです。「中之島線開業で不便になった京阪電車」ならしっくりくるのですが。

7は・・・
これだけの不満を言われているはずなのに改善策がない京阪電車の経営幹部は素晴らしいと思います。
いいかげん、ダイヤを改訂とは言わなくとも、中之島線のダイヤを見直します等のアナウンスがあってもいいものです。
それは無理としても、淀屋橋駅の混雑について、お詫びのポスターでも出したらどうでしょう。大江橋を利用してくださいなんでポスター作る費用と時間があるなら、そちらの方が遙かに素晴らしいと思うのも私だけだろうか・・・

京阪電鉄は三流か?2009/02/14 06:23

最近、京阪電車に対して並々ならぬ不満があります。

さて、過激な出だしです。
京阪電車については14年ほど前の利用し始めたときから少々、嫌な感覚がありました。
その時は、特に何が不満と言うこともなかったのですが、最近は明確に不満な事象が発生し、最終の決定打が昨年秋の中之島線開業です。

実は、私は企業に対してクレームを言ったとこが1度だけあります。(その企業も公共交通機関でした)
その時は直接、担当者に言ったのですが、今回はブログでのクレーム暴露です。
本来、こちらの方が一般公開だけに厳しいのですが・・・
しかし、そのくらい今回の不満は大きく感じています。
では具体的に何が不満か挙げたいと思います。
ただ、1つ1つが深いので、1回につき1件の不満を掲載します。

今回は、決定打となった中之島線に対する不満です。

通常、新線が開業すると便利になるものです。
しかし、今回は全く逆で著しく不便になりました。
私は淀屋橋駅を利用しているのですが、中之島線開業に伴いダイヤも改悪され淀屋橋行きの本数が少なくなりました。
これが少々少なくなったのなら、やむ無しと思いますが少なくとも3~4割程度の減便です。おかげで、淀屋橋駅はかなり混み合う駅になりました。

中之島線開業で淀屋橋駅の北、徒歩5分の場所に大江橋駅が開業しました。淀屋橋駅の利用者の3~4割が大江橋駅を利用すれば、混雑は解消できるのですが、そうはならないのです。
淀屋橋駅は地下鉄との乗換駅で、地下通路で地下鉄と京阪電車は短時間で乗り換えが出来ます。
しかし、大江橋駅も地下駅なのですが、一旦地上に出て淀屋橋(駅名になっている橋ですね)を渡らないといけません。しかも大江橋駅の地下は、他の地下街との連絡もなく、書店、コンビニ、サンドイッチ店の3店舗があるのみです。

こんな大江橋駅を淀屋橋利用者の誰が使うのでしょうか?
そもそも、淀屋橋周辺は大阪市役所、日銀大阪支店を中心にビジネス街になっています。企業が多いのは淀屋橋南側で北側は企業も少なく、大江橋駅の北側は北新地(俗にキタと呼ばれる繁華街)にも近く、いわゆる夜の街です。
そのため、淀屋橋駅の利用者は南側に向かうビジネスマンと地下鉄と京阪電車の乗り換えをする人が大半で淀屋橋駅を下車して北側に行く人はごく僅かです。
つまり、淀屋橋駅の北側に設置された大江橋駅は利用価値が低いのです。
おかげで、淀屋橋利用者が大江橋に移ることはなく、減便された分、電車の混み具合がアップしたのです。

現に私は7時30~40分頃に地下鉄で淀屋橋駅に着き、京阪電車に乗り換えます。京阪電車の淀屋橋駅は終点駅になるので、電車は全て折り返しになります。その電車が毎日、淀屋橋駅で座席が無くなる混み具合です。従来ですと淀屋橋では座席が余る程度で、2つ先の天満橋、3つ先の京橋で満員電車になっていました。

その反面、大江橋はどうかと言えば、私の利用する時間帯には人がいません。
そのため、現在では雨が降らない限り、大江橋駅に行くようにしました。大江橋駅は始発駅となる中之島駅から2つめの駅になります。
しかし、やって来る電車は7~8両なのですが、1両あたり1~2名しかいないので楽に座ることが出来ます。
駅にいる人も少なく先に紹介した3店舗の利用者も合計して10名いるかいないか程度です。

どうも、いろんな人から話を聞けば、私の利用する時間帯だけではなく、夜の宴会帰りの時間帯を除けば大江橋駅を利用する人は少ないようです。

しかし、雨が降ると、本来地下通路で乗り換えできる駅が目の前にあるのに傘をさしてまで隣の駅まで乗り換えようと思えません。
現在は冬なので雨の日も少なく、地上乗り換えをしていますが、これから春雨や梅雨の時期になると地下通路での乗り換えを利用するのだろうなと思います。
そうなると、再び混んだ駅を利用することになるのかと思うとうんざりです。

現状の史上希に見る最悪のダイヤが改訂され、中之島線に行く本数を減便し、淀屋橋の駅に本数が戻ってくることを期待するしかなさそうです。

と言っている間に、京阪との決別も考えています。
これはまたの機会に。

確定申告(その1)2009/02/13 23:49

初めて確定申告をしました

昨年、マンションを購入したので今年は住宅ローン控除を受けることが出来ます。
また、嫁さんの出産に関連する医療費は保険がきかないので、医療費も負担額だけで10万円を越えたので、こちらも控除の申告をすれば所得税が還付されることになります。

さて、確定申告は最近e-Taxとして電子申告が出来るようになっています。流行?という訳ではないのですが、平日に時間をつくって税務署に行くぐらいなら自宅で作成できるe-Taxにしてみようと挑戦しました。
便利で簡単とのことですが、なかなか難しいかったです。
でも、素人のせいか、税務署で手計算するよりはe-Taxの方が解りやすかったようにも思います。
ネット検索すると、ほとんどの方が難しいと記載されているので不安でしたが平成19年の申請に対するコメントのようで、平成20年はかなり改善されたのかもしれません。

さて、今回はe-Taxで確定申告するまでをまとめます。

まずe-Taxを開始するには住基カードと電子証書が必要になります。
実は、マンションを購入した諸手続の時に確定申告はe-Taxを使いたいと思っていましたので、市役所で住所変更をする時に併せて住基カードと電子証書の申請もしました。
少し不便だったのは豊中市では、この2点は出張所では作成できないため、市役所まで行かざるを得ないことでした。出張所は自宅から徒歩10分もかからない所にあるのですが、市役所となるとバスで行く必要があります。

とは言いつつ、住基カードと電子証書を受領(と言っても、電子証書は住基カードのICに書き込まれるだけですが)して、やっと準備は完了かと思ったのですがカードリーダーがありません。電子マネーなどを読み取るS社さんのカードリーダーは所有していたのですが、これは住基カードに対応していないため新規に購入しました。ちなみに購入したのは同級生の勤めるNTTコミュニケーションズ社のものでした。

職業上、どうしても電器メーカー以外はオープンですが、電器メーカーさんはイニシャル表記にしてしまいます。

と、準備はなんとかできました。
これが出来たのは昨年の4月です。ようやく10ヶ月を経て、いざe-Taxの開始です。

ご存じでしょうか?
確定申告、支払う方は2月15日からなのですが、還付金の申告は1月1日から開始しています。
私も2月になって勉強しようかと思っていたら、もう申告を受け付けているとのこと。これなら、2月15日以降の混み合う日程を避けて早めに申告してしまおうと頑張りました。

さて、その奮闘記はまた後日に詳しく記載させていただきます。

灯台もと暗し!?2008/12/28 08:22

微妙なタイトルでの書き出しですが・・・

今年も残す日も僅かになりました。
そこで、少々おめでたい写真をと思いまして、明石鯛の写真を掲載しました。この鯛は息子のお宮参りの際、実家で食べた鯛です。
現在、私の実家は明石に引っ越しています。もともと引っ越す前の神戸市西部の垂水(私の出身と称する町)も明石まで5kmほどの距離ですので明石鯛は結構商店に並ぶ魚になります。

さて、この話題が何故「灯台もと暗し」になるのかですが・・・
息子のお宮参りと言うことで、両親が明石鯛を奮発してくれました。
ここで、お気づきでしょうか?普段から明石市民がそうそう明石鯛を口にする機会はないのです。
まぁ普段から鯛ばかり食すのは天下を平定した後の松平元康(徳川家康さんの方が解りやすい?)さんでしょうか。
そんなに毎日鯛ばかり食べるわけにいかない、当然と言えば当然なのですが。ただ、いざ鯛を食べようと思った時、どの程度の明石市民が明石鯛を食しているのか?となると疑問です。
良いことなのか悪いことなのか、ある意味、明石鯛はブランド品です。つまり高価な魚なので、そうそう食べたいと思っても安易に買える魚ではないのです。

こんなこと、結構みなさんの周辺でもありませんでしょうか?
例えば、もう1点、出身地の話をすれば、神戸は水の美味しい町のイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
このイメージは半分当たりで半分間違いです。
美味しい水は「六甲のおいしい水」ではなく、「宮水」と呼ばれる水です。神戸、特に灘は日本の酒所として有名です。この「宮水」は日本酒を製造するのみに使用される水で、一般の神戸市民が口にすることはありません。また、六甲山系の水は港に運ばれ、船舶の補給水として使用されます。ちなみ一昔前は、赤道を越えて(長期間航海になっても)も腐らない水として神戸の水は重宝されたそうです。
逆に美味しくないのは、水道水です。六甲山系をかかえる神戸は水道にも六甲からの綺麗な水が使用されてそうなイメージがあると思いますが、大きな間違いで、こちらは隣の大阪府の淀川から最長60km程度の水道管で神戸西部や果ては明石市東部まで水を運んできます。こんな長距離を運んでくるのですから塩素が多めに入ります。するとカルキ臭くなります。つまり、不味いのです。

美味しいモノを地元に持っても、その味を堪能することは地元民はなかなか難しいのです。

年賀状の季節になりました2008/12/21 21:15

神姫バス(明石駅前交差点にて)
年末になり、年賀状を書かなければならない季節になりました。(上の写真は本文を読むと意味が解ります)

元々筆無精の私としては、年賀状は書きたくないもので、結婚するまでは毎年10通程度しか書いていませんでした。
結婚してからは、家長として、親族並びに、日頃お世話になっている方、結婚式にお招きした方々にも出すようになり、その枚数は5~6倍となり、結構な枚数を書くようになりました。

今年は、秋に子供が産まれたこともあり、子供の写真付きの年賀状を用意することにしました。
今年もインクジェットプリンタ用の年賀葉書を買おうと出かけると、今年からインクジェット写真用葉書なるモノが発売になりましたとあります。
通常の葉書より10円ほど高く、枚数も多いのでアップ金額もバカにならないなぁと思っていました。
ただ、初めて子供の写真を付けた年賀葉書を書くことにしたので、ここは「お試し」も含めインクジェット写真葉書を購入することにしました。

結論、なかなか良いです。
写真用だけあって本文を書く面は光沢紙になっています。
写真ファイルをプリントアウトすると写真のような仕上がりで、店舗で印刷を依頼した葉書と比較しても見劣りする部分が非常に少なくなったなと思います。

さて、今回は先にも記載したとおり子供の写真を付けることにしました。
どの写真が良いか嫁さんと写真を見比べながら、「これか?」、「あれか?」と言いながら見ていた中に面白い写真がありました。

つい、実家の前で「これは!!!」と思い、思わずシャッターを押したものです。
皆さん、どうでしょうか?
通常、何気なく見かける「回送」車両。私も時々、なぜ営業運行してくれないと思うこともあります。(特に京阪電車、なぜ、そんなに回送が多いのかと不思議に思いますが)
そんな中、こんな表示にしてくれると、「しゃぁないかぁ(仕方ないか)」と思えてしまいます。
「誠に申し訳ございませんが、回送させて頂きます」だと長すぎでしょうから、この程度の表示がベストですね。

モーツァルトの偉大さ2008/11/03 23:43

モーツァルトの曲は素晴らしいと言われていますが、どれ程凄いのか・・・

以前、大阪(京橋)のツイン21にあるホール?と言うより1Fの広場で無料のコンサートが行われました。無料と言っても、広場ですから費用を徴収することもできませんが。
その時の曲目で最後に演奏されたのがモーツァルトの交響曲41番ジュピターでした。
この曲、そのものも勿論、素晴らしく、特に4楽章は私の中で「人間には作ることの出来ない3曲」の1つだと思っています。(あとの2曲はピアノソナタ11番トルコ風の3楽章とオペラ「フィガロの結婚」序曲です)
ただ、素晴らしいだけではなく、非常に不思議な光景を目の当たりにしたのもこの曲でした。
先にも書いたとおり、広場での演奏会です。小さな子供達も周辺を走り回っていました。言うまでもなく、クラシックコンサートは子供達にとって退屈以外の何者でもないのでしょう。しかし、モーツァルトの41番が演奏された瞬間、子供達の動きが止まりました。最初は、「ん!?何かあった?」と思いましたが、よくよく見ると皆が皆、演奏を聴いているのです。お世辞にも、そんなに高い技術のある楽団ではなかったですが、子供達が演奏に聴き入っているのです。
「恐るべし!アマデウス(モーツァルトのファーストネーム)!!」と思いました。

さて、それから10年ほどたった今日、再びモーツァルトが奇跡を見せてくれました。
2週間前に里帰りから帰ってきた嫁さんと、我が息子。当然、赤ん坊ですから夜泣きもします。昼間でも抱っこしていなかったり機嫌が悪いとすぐ泣き出します。寝ているときは静かにして起こさないようにと気も配ります。
そんな息子が今日も泣いていました。もう、泣いてるなら音を出してもいいだとうと、久しぶりにクラシックCDをかけてみました。曲目はモーツァルトの40番と41番です。
ここまで前振りすれば、もう結論は書くまでもないですね。そうなんです、40番の1楽章の旋律が流れ始めて5秒で泣きやんだのです。まさに「恐るべし!ヴォルフガング(モーツァルトのミドルネーム)!再びか!」です。
その後も、モーツァルトがかかっている時は比較的機嫌がいいのです。4回泣き出して、そのうち3回は1分以内で大人しくなるのです。失敗した1回は空腹だったらしく、至高の曲でも空腹を満たすことはできないかと。

いやはや、モーツァルトは恐るべしです。250年たった今日でも、ここまで影響するとは。みなさんも、是非このクラシックが再び見直されている機会ですので、モーツァルトに触れてみるのは如何でしょうか?

ちなみに、今回とりあげた交響曲41番ジュピターですが、皆さんがクラシックでよく耳にされる「ジュピター」や最近のシンガー(すみません、歌手がわからないのです)が歌う「ジュピター」とは異なります。そのジュピターはホルストの組曲「惑星」の1曲である「木星(ジュピター)」です。ちなみにモーツァルトの41番は「木星」より「最高の神」の意味で使用されるジュピターらしいです。